製造部 部長 下地 雅光
職人紹介
「少量ロットの受注生産」を支える、資材・外注管理。
資材管理は重要な仕事です。木材から金具、刃物、布、革、接着剤まで細かくて幅広い。生産会議で決まったスケジュールに沿って、いつまでにどの資材がどのくらい必要かを割り出し、コスト面を比較しながらいくつもの会社に発注をかけます。会長の助言は「なめられる仕入れはダメ。うるさい仕入れになれ」でした(笑)。ここでミスをすると工場が動かないので、いつ聞かれても「頼んであるよ」と答えられるよう心がけています。今はウッドショックで合板を中心に品薄なので、パイプがあるとはいえ早めに発注しなくてはなりません。特注品は特にそのタイミングが難しい。もうひとつ、外注先の管理も僕の仕事です。丸棒は木地屋さん、忙しいときは張りも椅子張り屋さんに依頼します。スケジュールの把握はもちろん、持ち込みや引き取りも自分でやっています。
プロフィール
氏名
下地 雅光
生年月日
1972/4/5
入社日
1995/4/1
資格
1級家具技能士
部門・役職
製造部 部長
趣味
ギター
後任の試作担当者に指示を出したり、工場長と打ち合わせをして納期のないものや忙しい工程、あるいは、ここやっておけば進みやすいな、と思うところに手伝いに入ります。匠工芸は「多能工」を育てようとしています。早さを求める固定した流れ作業ではなく、みんながさまざまな作業に関わり新たな挑戦ができるように工程を組んでいる。はがゆい場面もあるけど、長い目で見ればきっとうまいサイクルができると思うんです。2020年から導入した「スキルマップ」は、個人の技術レベルを評価した一覧表。壁に貼ってみんなで切磋琢磨できるようにしています。同期に抜かれるのもいいプレッシャーです。僕は人が失敗しても怒りません。頭にこないんです(笑)。起きることは起きる。指導するだけです。