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WOOD INTRODUKTION

樹種紹介

ウォルナット

ウォルナット

独特の風合いや木肌の美しさなどから、世界屈指の銘木に数えられるアメリカンブラックウォールナット。その実は「クルミ」と呼ばれ、私たちの生活にも馴染みの深い木です。
アメリカ東部〜中部にかけて南北に連なるアパラチアン山脈一帯に自生しています。厳しい寒さのもとで時間をかけて生長するため、硬く粘りのある材質を持つ一方、軽量で扱いやすく、加工性や塗装性にも優れています。加工後の狂いが少ないため、ライフルの銃床や楽器に使われています。辺材は灰白色。心材は濃い茶色のほか、時に黒紫色、赤紫色などが見られることも。辺材から心材にかけての様々な色がグラデーションを描き、美しい模様の表情を形成します。
木肌は、はじめは濃い茶色、そして時間の経過とともに明るくまろやかな茶色へと変化し、使い込むほどに味わいが出てくるのも、大きな特徴と言えるでしょう。また、最高ランクの評価を得ているこのウォールナット材は、「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、チェアやテーブル、キャビネットといった家具や高級車のウッドパネルなどに使われ、人々の憧れの的となっています。

ホワイトアッシュ

ホワイトアッシュ

北米産の広葉樹の中でも、高い人気を誇るホワイトアッシュ。オーク、マホガニー、ウォールナットと並ぶ四大銘木としても知られています。古来より人間の暮らしと関係が深く、アメリカの先住民であるインディオの人々は、樹皮の繊維から衣類を、材から道具を作り出して、苛酷な環境を生き抜いてきました。また、約35〜40mもの高さにまっすぐ生長する姿は、他の木々を圧倒。深い恩恵を授けてくれる「心の拠り所」として、敬われてきました。
清潔感のある白系の色合いはコーディネートがしやすく、爽やかなインテリア空間を演出するには最適な木材と言えます。また、外国生まれの木材でありながら和室にも自然に馴染み、上品な雰囲気を活かしながら、趣きと落ち着きのある空間を演出することができます。
ホワイトアッシュは、「珠杢」や「縮み杢」などを持つ美しい木目はもとより、強さとしなやかさも兼ね備え、加工性に優れた良材です。そのため、家具材としてはもちろんのこと、床、壁、カウンター、窓枠など、確かな強度が要求される建築材への使用にも適しています。また、その弾力性、耐衝撃性の高さは、テニスラケットやスキー板といった運動器具材としても最適。アメリカのMLBでは、バット材として、ハードメープルと並びホワイトアッシュを使用するのが、主流となっています。その品質の高さは、メジャーリーガーたちの御墨付きなのです。

オーク

オーク

「ドングリのなる木」として親しまれているのが、ナラ。日本、中国、ロシアがおもな原産地で、ある程度成熟した森の仕上げに生える「真打ち」的な存在の木であり、もっとも進化した構造組織を持ちます。他の樹種を寄せつけない圧倒的な生命力で、純林を形成し、豊かな森を作ります。また、日本のナラは、数ある広葉樹の中でも最高級材として珍重され、明治時代以降の一時期はヨーロッパをはじめとする世界各国へも盛んに輸出。「ジャパニーズオーク」として一目置かれる存在となっていました。
板目で材を取ると力強い精悍な木目が表れ、独特の存在感を見せてくれます。また、ナラ独自の繊維構造から、柾目で材を取ると穏やかで優しい表情の中、時に「虎斑紋」という虎の背中の縞模様に似た銀色に輝く木目が表れることもあり、個性豊かな表情を楽しむことができます。
一方、非常に多くの水分を含んでいるため、乾燥には大変な手間と時間がかかります。また、土壌や環境の影響を受けやすく、均質な表情の材を揃えるという点において、難しさがあります。ナラが持つ木目の味わいを活かした無着色の仕上げにこだわり、厳選された木材の使用と素材を生かした技術でこれを実現。使い込むほどに黄金色へ変貌していく、ナラ材ならではの魅力を存分に楽しむことができます。

メープル

メープル

カナダ東部〜アメリカ北東部にかけての五大湖周辺に広く分布しているメープルは、カナダの国旗にその葉が描かれていることでも有名。北米では、ホワイトアッシュと同様に、生活道具や建物などに盛んに使用されてきました。
厳しい寒さや雪の重みに耐えて生長した北米産のハードメープルは、衝撃や摩擦に強く、ダンスホールのフロア、ボウリング場のアプローチやピンなどに使われることでも知られています。また、明るい乳白色から独特の飴色に変化していく美しさ、緻密な木理に見られる絹糸のような光沢は、清潔感と透明感にあふれ、ピアノの枠組材やバイオリンの背板などとしても賞用されています。 木材としての卓越した性質に加えて、「木の真珠」と讃えられるほどの上品な木肌は、シンプルなデザインに良く合い、どんな空間にも自然に溶け込みます。
ごく稀に、「鳥目杢」と呼ばれる小鳥の目のような渦巻状の斑点が木目の中に表れることもあり、非常に稀少価値の高い材として、通常の20〜50倍という価格で取り引きされます。まさに、世界の銘木にも匹敵する、北の大地が育んだ奇跡の木材と言えるでしょう。

チェリー

チェリー

おもな産地は、アメリカ東部全域(ペンシルバニア、バージニア、ウエストバージニア、ニューヨークの各州)に及びます。
現在、北米大陸には約30品種のサクラ類がありますが、その中でも絶大な人気を誇り、現代の最高の木材のひとつとして君臨しているのが、アメリカンブラックチェリーです。この種は、日本のヤマザクラなどと同じくバラ科に属しています。最高のパイプ材として世界の愛好家から絶賛されているほか、木片は燻製の時にチップとして使うと、まろやかな味に仕上げることができます。
また、木には直径1cm程の果実「アメリカンチェリー」が実り、赤から黒く熟し、食用になります。
材面は緻密で滑らかな木肌を持ち、磨くだけで美しい光沢を得ることができるうえ、水に強く、家具になった後の耐久性にも優れています。生長の過程や気候の変化で起こる縮みにより、「さざなみ紋」(リップルマーク)と呼ばれる独特の紋様が表れることもあり、その美しい表情が多くの人を魅了し続けています。また、樹液を多く含んでいるため、生命力の強い木ほど黒い(樹液の)斑点が見られるのが特徴です。そのような生き様を、木目に残すことで生まれた豊かな表情が、チェリー独特の存在感を強調。時を重ねるごとに、じっくりとその魅力を楽しむことができる木材として、世界的に高い人気を集めています。

シラカバ

シラカバ

北日本やシベリアなど、比較的寒い地域でみられるシラカバ。広葉樹の中では寿命が短い木で80年ほどしか生育しません。また、太さも胸高直径が最大でも70冂しか成長せず、木材としての用途が少なく主に建築の内装材として使用されています。
北海道でもよく見かける樹種の一つで、その特徴的白い樹皮が深緑の時期に美しい景観を作り出し、器などの小物を作る材料として利用されています。
木質は辺材心材ともに淡黄白色で、境界はほぼわかりません。乾燥の際の狂いは少なく、平均的な強度があります。対して、曲げ強度、耐朽性、保存性が低く、用途の狭さにつながっています。