出荷統括課 課長 金森 謙
職人紹介
発送の一歩手前、工場全体がわかっていないとできない部署。
今やっているのは、「ポールズコートラック」の仮組み。ちゃんと組み立てられるか、パーツに傷がないか、ビスが揃っているかなどを確認しています。どの製品にも組んでみないとわからないことがあるのでね。出荷統括課はこうした最終確認のほかに、金具を取り付けたり、塗るだけにして保管している「しかかり品」を仕上げて塗装に入れる作業もします。この課で問題が起きると納期の遅れに直結してしまうので、いちばん先に責められる(笑)。たとえば塗装場が詰まると金具付けが止まり、出荷日が迫って今度は梱包が困ります。そんなときは前工程を手伝って引っ張り上げ、後工程を押し出して流すんです。どの部署にでも行きますよ。あ、会長に呼ばれれば庭仕事もね(笑)。
問題が起きちゃったら?例えば椅子がガタつくとか、僕の腕でおさめられる範囲なら2回までは黙って修正して出荷しますが、3回目はきちんと公開して前工程に差し戻します。
プロフィール
氏名
金森 謙
生年月日
1976/1/2
入社日
2008/4/1(1994年入社後に再入社)
資格
1級家具技能士
部門・役職
出荷統括課 課長
趣味
スイーツづくり
ものづくりで知られる音威子府高校から匠工芸に入社したのは2008年。一度退社して2年後に再就職して今に至ります。この仕事が自分に合っているとしたら、人の様子によく気付く方だということと、お客様の立場でものを考えられることがその理由かな。「自分がこれ受け取ってうれしいかな」といつも考えています。稀にテンパってくることもあるけど、そんなときは仕事が早くてていねいなお母さん(補佐の女性)が、手伝ったりなだめたりしてついてきてくれるんです。趣味ですか?ここ数年はスイーツをよくつくります。チーズケーキとプリンが家族に好評です。